混構造 賃貸住宅用語集
混構造とは、ひとつの建物に2種類以上の構造が組み合わされているものをいいます。
1階がRC造で2階が木造という作りであったり、建物の2階建て部分が鉄骨造で平屋部分が木造だったり、組み合わせは様々です。
混構造とする利点は、必要な場所に適した構造を使って建物を作れる点です。
1階がRC造で2階が木造の場合は、1階に駐車場など広い空間を作りつつ2階の部分を軽くすることで、建物全体をRC造で作るよりも軽くすることができます。
高層の建物では下層を風に強く丈夫なSRC造で作り、上層を軽いS造で作ることもあります。
層が重なる住戸部分を丈夫なRC造で作り、平屋のエントランス部分をコストが安価な鉄骨造で作ることもあります。
賃貸住宅で混構造が採用されることは少ないのですが、混構造の物件は借りる住戸部分の構造によって、特徴が変わってきます。
また構造が変わる部分は、雨漏れや隙間などが発生しやすい、弱点部分でもあるのです。
そこで混構造の賃貸物件を借りる場合は、どんな構造の部分を借りるのか、しっかりチェックすることが大切なのです。