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鉄骨造・S造

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鉄骨造・S造  賃貸住宅用語集

鉄骨造・S造とは、鉄材の厚みが6mm以上の鋼材を主要な柱や梁に使用した建物のことです。
柱の間隔を広く出来たり壁の位置が自由に出来るので、広い部屋を作りやすく、室内の間取りも自由になりやすいという特徴があります。
強度や寸法が安定しているので、安定した性能を発揮しやすいという点もポイントです。

鉄骨造・S造は、下階や両隣への音漏れについては、床と壁の作り方によって大きく異なります。
住戸を分ける床や壁の下地にコンクリートやブロックを使用した場合には、音漏れは比較的少なく抑えられます。
しかし住戸を分ける床や壁の下地が鉄骨だけの場合には、音漏れは軽量鉄骨造並に多くなってしまいます。

柱や梁が大きいので室内に出てきやすい点は、鉄骨造・S造の弱点です。
部屋の途中に柱などが要らない場合が多いのですが、角に柱が出てきたり、天井近くに梁が出てくることもあるので、家具を置く際に邪魔になることも少なくありません。

鉄骨造・S造は、3階建て以上の建物であれば、火災にはかなり強くなります。
耐火被覆と呼ばれる火に強い材料で主要な柱や梁をカバーしているので、火災で倒壊する危険はほとんどありません。
外壁にも火災に特に強い材料を使用するので、3階建て以上の鉄骨造の賃貸物件は火災に比較的強い構造といえるでしょう。 ただそれ以外の鉄骨造の場合は、火災に対する強さの点では木造とあまり変わりません。

鉄骨造・S造は、地震や台風に対して、しっかりした強さを発揮します。
2階建て以上の場合は構造計算によって、強さを計算した上で建物を造ることになるので、地震や台風に対する強さを確保しやすい構造なのです。

ただ鉄骨造・S造も、1981年以前の建物は地震に対する強さの点では注意が必要です。
それ以降の建物であれば、地震に対する強さの点では安心できます。
そこで1981年までに建てられた物件については、耐震診断と呼ばれる建物の地震に対する強さの診断や、耐震補強と呼ばれる建物の地震対策が行われていることを確認したほうがいいでしょう。

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