火災保険と地震保険
賃貸契約を行う場合には、同時に火災保険に加入することになります。
通常は不動産屋さんが提案してくれるので、内容をしっかり確認しましょう。
賃貸住宅を借りる場合には、火災保険に加入することが大切です。
火災保険は、万一あなたの部屋で火災が発生した場合、その火災によって生じた建物の損害や家財道具の損害を補償してくれます。
通常は賃貸契約期間と同じ期間の火災保険に加入します。
2年の賃貸契約なら、2年間を補償してくれる火災保険となります。
賃貸契約の更新時に、火災保険の契約も同時に更新します。
通常の火災保険は、火災が発生したことによる損害分しか補償してくれません。
住宅総合火災保険では、水害や風害、水漏れや盗難なども補償してくれます。
最近では盗難の被害も増えていますし、古めの賃貸物件では洗濯機の水栓をつないだ部分などから水漏れして下階に迷惑を掛けることもありえます。
そこで少し高くなりますが、より幅広い補償を行ってくれる保険を選ぶことも考えましょう。
火災保険で補償される内容と金額も、しっかり確認します。
家財の補償がいくらまで、家主への賠償がいくらまでなど、保険で補償される内容や金額を確認しましょう。
補償の内容や金額に不安がある場合は、特約を追加して補償の内容を充実させることも出来ます。
地震による被害は、地震保険でしか補償できません。
地震が原因で発生した火災による損害についても、火災保険では補償してくれないのです。
もちろん地震によって壊れた家具なども、補償してくれません。
そこで室内に持ち込む貴重品が多い場合には、地震保険への加入についても検討しましょう。
また地震保険については、家主(大家さん)が建物全体で加入している場合もあります。
火災保険については、同じ建物の他の住民全てが加入していることも確認しておきましょう。
火災保険は加入している人の部屋から発生した火事についてのみ、補償されます。
例えば、下階の部屋の火災があなたの部屋に燃え移った際の損害に関しては、下階の部屋の人が加入している火災保険による補償となります。
他の住民が火災保険に加入していない場合は、火災を出した個人による補償となりますが、火災の後では家計に余力が無く補償出来ないことも考えられます。
そこで、同じ建物の他の住民全てが火災保険に加入していることを確認しておくことも大切なのです。