法定更新 賃貸住宅用語集
法定更新とは、賃貸契約が切れた際にも、同じ条件でそのまま賃貸契約を続けることです。
入居者であるあなたが退去する意思がなく、大家さんから契約更新の依頼もない場合には、自動的に契約が更新される法定更新となります。
法定更新を行うと、新しい賃貸契約や更新料など契約更新の際にかかる手間や費用を省けます。
家賃や禁止事項など賃貸条件に不満がない場合には、手軽な方法といえるでしょう。
ただ法定更新を行うと、火災保険などの保険期間が切れてしまうこともあります。
通常火災保険などは契約期間の分だけ保険を掛けるので、一般的な賃貸契約期間である2年ごとに更新が必要なのです。
そこで火災保険など必要な保険については、更新されていることを確認しましょう。
契約更新の条件が気に入らない場合には、法定更新することを宣言すれば、以前の条件で住み続けることができます。
しかし無理に法定更新した場合、不動産屋さんや大家さん(家主)との関係も悪くなります。
メンテナンスや人間関係などにより、非常に住みにくい状態になってしまうこともありえます。
契約更新を申し込まれた際に契約条件が気に入らない場合は、話し合いで契約条件を変えてもらったほうが安心して住み続けることが出来ます。