部屋の広さと形を確認
間取り図は、下図のように部屋の形を図で表したものです。
上図の間取り図から、部屋のどんな情報が読み取れるのか、チェックしてみましょう。
上部中央辺りにある玄関から入り、廊下から洋間とLDKにつながっていることが分かります。
洋6とは、部屋の床がフローリングやカーペットなどとなっている洋風の部屋で、広さが6畳であることを示します。
少し細長い形で、6畳の部屋としては標準的な形です。
入口は開き戸で室内側に開き、部屋の右下に小さめの収納が備わることも分かります。
リビングダイニングキッチン(LDK)は10畳、ギリギリでLDKと呼べるくらいの広さです。
右上にキッチンがあり、その下に食卓を置いてダイニングスペース、残った左側部分をリビング(居間)のスペースとして使うのが一般的でしょう。
出窓があるので、飾り棚としても使えそうです。
LDKは正方形に近い形で、バルコニーや和室につながっています。
和室とつながっているので、リビングの延長として使うことも出来そうです。
和6と書いてある部屋が、床に畳を敷いた和室となります。
賃貸住宅の和室は、壁や天井は洋間と変わらない材料で仕上げてあることも多い部屋です。
6畳の広さを持つことが分かり、バルコニー側に窓があります。
形は洋間と同様に少し細長い部屋で、6畳の個室としては標準的な形です。
標準的な大きさの押入れがあるので、布団もしっかり収納できそうです。
間取り図の方位も、しっかり確認しておきましょう。
図の周囲に方位磁針とNが記載されていたり、矢印が書いてあれば、矢印の向きやNが北となります。
その反対が南側です。
バルコニーは南側にあるのが基本ですが、これが北側になると布団を干しても陽射しがほとんど当たりません。
大きな窓が西向きだと、夕日がまぶしく感じやすく、夏の陽射しで夕方の暑さが厳しくなることが予想されます。
大きな窓が東向きだと、朝日がまぶしく感じやすく、夏の陽射しで午前中の暑さが厳しくなることが予想されます。
そこで、大きな窓やバルコニーがある方位を確認することは大切なポイントなのです。
部屋の大きさや数、形やつながりなどの大まかな確認が済んだら、キッチン廻りをチェックしましょう。