設備の新しさと使いやすさを確認
賃貸住宅を実際に訪ねて確認する際には、エアコンやキッチンや浴室の設備の新しさと使いやすさにも注目です。
新しい設備機器にはいろいろな特徴や使いやすさがあるので、設備部分のチェックも欠かせないのです。
まずエアコンについては、新しいことが一番大切です。
最近のエアコンは冷暖房の効率が高くなっているので、新しいエアコンは冷暖房にかかる電気代を大きく減らせます。
先日まで行われていたエコポイントが取得できるようなエアコンは、古いエアコンよりも快適な上に電気をあまり使わずに済むのです。
新しいエアコンは省エネ率という表記がされている機器がほとんどなので、チェックしましょう。
エアコンが古い賃貸物件を長期間借りる予定なら、あなた自身がエアコンを新しくすることも考えましょう。
家主さんにエアコン工事の許可が取れれば、古いエアコンを新しくしたほうが、電気代が少なく快適に住むことができます。
借りた物件から引っ越す場合には、現状復帰することが必要なこともあるので、退去するときにどうすればいいのか確認した上で交換しましょう。
キッチンでは、流し台の使い勝手と蛇口の使いやすさがポイントです。
シンクは広さによって、使いやすさが大きく変わります。
コンロについては、ガスコンロとIHヒーターでは調理に使うフライパンや鍋の種類も違ってきます。
収納部分についても、最近のキッチンは使いやすく工夫された製品があります。
そこで実際に現地を見る場合には、一つ一つ確認することが大切です。
蛇口については、水跳ねしにくいこととレバー操作であることをチェックしましょう。
水が出る部分の形状の工夫で、最近の蛇口は水跳ねしにくくなっています。
また2つのハンドルで水の出る量を調節したり、お湯の温度を調整するとかなり手間がかかります。
そこで使いやすい蛇口としては、水の量やお湯の温度をレバー操作でできることがポイントなのです。
洗面台では、広さがポイントとなります。
蛇口はレバーハンドルが便利ですが、2つのハンドルでも大きな問題にはなりません。
シャワーが付いていると朝シャンが楽です。
浴室では、お湯はりを自動でできると便利です。
プラスチックで出来たユニットバスは、冬の冷たさを和らげる効果があり、賃貸住宅の浴室では主流です。
シャワーや蛇口の温度操作を行う部分についても、しっかりチェックしておきましょう。
浴室暖房乾燥機については、賃貸住宅では かなりグレードが高い物件でないと付きません。
トイレは、便器の新しさが大きなポイントです。
使い勝手自体は古い製品と新しい製品では大差がないのですが、1回のトイレで流す水の量には大きな違いがあります。
最近の便器は従来の半分以下の水の量で済むので節水効果が高く、使用する水道代を減らせるのです。
トイレでは、ウォシュレットもチェックポイントです。
お尻の汚れをお湯で流せるので衛生的ですし、使用するトイレットペーパーも減らせます。
賃貸住宅の設備機器は、ベーシックな製品を使用していることが多くなります。
特別使いやすい設備機器を使用している物件は、家賃も高くなります。
そこでベーシックながら新しい設備機器を使用している物件を選ぶことで、家賃を抑えつつ、光熱費を減らしたり使い勝手がよくなったりするのです。