いろいろな種類の賃貸住宅
賃貸住宅には、アパートやマンションや一戸建てや長屋など、いろいろな種類があります。
またウィークリーマンションやマンスリーマンションなど、借りる方法にも幾つかの種類があります。
あなたに適した賃貸住宅を選ぶ際には、このいろいろな賃貸住宅の違う点をよく理解しておくことが大切なのです。
もっとも一般的なアパートは、木造や鉄骨造で2階建て以上の建物で、複数の家族が同じ建物に住む形の賃貸住宅です。
家賃が比較的安価なところが特徴ですが、隣室や上下階で発する音や声が聞こえやすいという欠点もあります。
また万一火災が発生した際に、隣室に燃え移りやすい建物もあります。
通常は1つの階に部屋がまとまっている場合が多いのですが、室内にも階段があって上下の2階分(又は3階以上)に部屋がある賃貸物件もあり、このような形をメゾネットと呼びます。
また不動産屋さんによっては、鉄筋コンクリートで作ってある物件でもアパートと呼ぶ場合があります。
マンションは、鉄筋コンクリート(または鉄骨鉄筋コンクリート)で作った建物で、複数の家族が同じ建物に住む形の賃貸住宅です。
家賃は比較的高目となりますが、隣室や上下階で発する音や声が比較的聞こえにくいという長所もあります。
また万一火災が発生した際に隣室に燃え移りにくいという特徴もありますが、過信は禁物です。
通常は1つの階に部屋がまとまっている場合が多いのですが、室内にも階段があって上下の2階分(又は3階以上)に部屋がある賃貸物件もあり、このような形をメゾネットと呼びます。
また不動産屋さんによっては、鉄骨で作ってある物件でもマンションと呼ぶ場合があります。
マンションには分譲タイプという賃貸物件もあります。
元々分譲マンションとして作った建物を賃貸としていたり、通常の賃貸マンションよりも上級な装備を備える賃貸物件を示します。
通常の賃貸マンションよりも作りがしっかりしていて、防音や設備のグレードも上がります。
家賃はより高めとなりますが、快適さはより高くなります。
一戸建ては、ひとつの敷地にひとつの建物があり、その建物全てを1つの家族が借りる形の賃貸住宅です。
一戸建て住宅を賃貸住宅として貸している、と言い換えてもいいでしょう。
家賃は高目となりますが、隣家の音が気にならないという大きな長所があります。
大きさは様々ですが庭があるところも特徴で、庭つくりや緑の快適さも味わうことができます。
ただ庭の監理には手間がかかるので、逆に欠点となることもありえます。
長屋は、一戸建てを横につなげたような形の賃貸住宅です。
一戸建て同様に庭があることも多く、入口も1階部分に各住戸で独立しています。
家賃は一戸建てより安価ですが、隣家の音や声が気になることもあります。
庭部分についてはかなり小さい場合が多く、手入れの手間は少なくて済みますが、活用できる範囲も狭くなるのが一般的です。
通常の賃貸住宅は、2年ごとの更新を行いながら長期間借りる契約となります。
しかし1週間や1ヶ月単位で借りることができる、ウィークリーマンションやマンスリーマンションもあります。
1ヶ月あたりの家賃で考えると同じ程度の内容の賃貸住宅より高めで、家族が長期間住みつづけるには向かない賃貸物件です。
しかし家具や家電製品などが備わることも多く、学生の時期だけや短期間の単身赴任としての住まいや、本格的に賃貸住宅を借りるまでのつなぎとして借りる場合などには、かなり便利な賃貸物件といえます。