家具の地震対策のポイント
最近の地震の多さを考えると、室内でもしっかり地震対策を行いたいところです。
ちょっとした対策を行うだけで、地震の際に家具が倒れてきて怪我をしたり、家具に入れた物が散乱してしまうことを減らすことが出来ます。
家具の地震対策としては、家具を固定することが基本となります。
地震対策の金物を使って壁や天井にネジ止めするのが一番いいのですが、借りている部屋では壁や天井に傷をつけるわけにはいきません。
そこで天井と家具の間に、転倒防止の棒を入れる地震対策がお勧めです。
地震などの際に家具が倒れる際には、家具が斜めになりながら倒れます。
家具が斜めにならないように支えてあげると転倒しにくくなることを利用して、地震の際に家具が転倒することを抑えます。
天井部分は強度が弱い場合もあるので、天井や家具を支える部分が広くなった製品のほうがしっかり支えられます。
家具と床の間に挟む床敷きタイプの地震対策製品は、家具自体の揺れを減らしたり、家具がずれてしまうのを防ぐ効果があります。
地震の際に家具の揺れることを減らせるので、低めの家具にも効果的ですし、中に入れている物が飛び出しにくくなります。
またテレビなど音や振動を発する家電製品の足元に敷くと、振動が隣の部屋や床下の部屋に伝わることを減らす効果も期待できます。
背の高い家具は、中に入れるものの位置や重さによっても、地震の揺れに対する転倒のしやすさが違ってきます。
地震の際に家具を転倒しにくくするには、家具の低い部分に重いものを入れて、家具の高い部分に軽いものを入れることが基本です。
家具の高い部分に重いものを入れると家具が不安定になるので、地震の際にも転倒しやすくなってしまいます。
そこで重いものは家具の下の部分に入れて、家具を安定させれば、地震の際にも家具が転倒しにくくなるのです。
さらに家具に入れた物が飛び出した際にも、重い物が下にあれば落ちてきた時にぶつかって怪我をすることも減らせます。
軽い物が落ちてきても怪我はしにくいですし、落ちた物も壊れにくい場合が多いはずです。
薄型テレビは大きさの割りにスタンド部分が小さめで、地震の際に転倒しやすい家電製品です。
最近の薄型テレビには転倒を防止するパーツが同封されているので、テレビ台にしっかり固定して、地震の際の転倒を防ぎましょう。
テレビ台自体の転倒対策も行うと、より効果的です。
冷蔵庫や棚の上に置いた電子レンジなども、地震の際に転倒しやすい部分です。
家具だけでなく、転倒しやすい背が高い家電製品や高いところに置く家電製品にも、地震対策が欠かせないのです。
