建具や収納の使い勝手を確認
賃貸住宅を実際に訪ねて確認する際には、建具や収納の使い勝手にも注目です。
建具部分は毎日使用する部分なので、使いやすいことが大切です。
収納部分は、使いやすさと実際の容量に注目してチェックしましょう。
ドアや窓など建具部分は、開きやすさをしっかりチェックしましょう。
建具は、調整が狂っていたり金具が傷んでいると開閉しにくくなります。
そんな部分をチェックして、動きにくい部分は入居前までに修理してもらえるのか、不動産屋さんに確認しましょう。
開き戸は開ける操作をする部分の金物が、握り玉(丸い玉をまわして開ける)とレバーハンドル(レバーを下げるだけで開く)では、操作のしやすさが大きく異なります。
握り玉は小さい子供や高齢者には操作し難いこともあるので、室内にある全てのドアをしっかりチェックしましょう。
建具部分は、高さも大きなポイントとなります。
最近では背が高い人が増えて、古い建具では頭をぶつけてしまうこともあります。
あなたの家族に背が高い人がいる場合は、建具の高さが頭をぶつけない高さであることを確認しましょう。
和室の戸や浴室の戸は、他の部分より建具の高さが低い場合もあります。
そこで建具の高さについても、出入に使う室内全ての戸を確認しましょう。
押入れやクローゼットのような収納部分も、賃貸住宅を選ぶ際には大きなポイントです。
通常は部屋数が家族で一杯になる物件を選ぶので、納戸として使う部屋を確保できないことも多くなります。
そこで普段使用しない物を収納するスペースとして、押入れやクローゼットは大切なのです。
収納部分は、奥行きと棚板が大きなチェックポイントです。
収納部分が同じ長さでも、奥行きが狭いと収納できる物が少なくなります。
奥行きが浅いと布団の収納が難しいこともあるので、布団を入れる可能性がある部屋の収納については、奥行きと幅が布団を入れやすい広さであることをチェックしましょう。
収納の棚板は、収納部分を効率よく使うために大切なポイントです。
中段(収納の真ん中の高さあたりにある棚板)があると、布団の収納などに便利ですが、コートなど長い衣類の収納には向きません。
枕棚(扉の上端辺りの高さにある、奥行きの浅い棚板)があると、小物の収納に便利です。
ハンガーパイプが収納の中にあると、衣類を収納する際に便利です。
衣類や小物については、部屋にタンスや収納棚を持ち込むことで、代用が効きます。
そこで賃貸住宅に備わる収納としては、大きめの奥行きが深い収納が有効です。