１９８１年 賃貸住宅用語集
１９８１年とは、建物に要求される地震に対する強さの基準が大幅に強化された年です。
新耐震基準と呼ばれる新しい基準ができて、この基準に適合する建物であれば、強い地震の際にも倒壊する危険性はほとんどありません。
１９８１年６月に、地震に対する建物の強さを定めた基準が大幅に強化されました。
この基準は新耐震基準と呼ばれ、現在考えられる大きな地震で揺すられても、建物が倒壊してしまうことを防ぐ強さを備える建物とする為の基準です。
そこで１９８２年以降に完成した（竣工した）建物であれば、大地震が発生しても生き残れる可能性が高まります。
新耐震基準が出来た１９８１年６月は、これ以降に確認申請（建物の計画を役所などがチェックすること）を行った建物であれば、大地震に対してもある程度安心して暮らせる建物といえます。
しかし建物を建てるまでには数ヶ月から１年以上かかる場合もあるので、４階以下の建物では１９８２年以降の完成であること、高層の建物では余裕を見て１９８３年以降の完成である賃貸住宅が安心できます。
１９８１年以降に建てられた賃貸住宅でも、傷みが進んでいると地震の揺れに対する強さが弱くなっている可能性があります。
そこで作られた年代だけでなく、現在の建物の状態をしっかり確認した上で賃貸物件を選ぶことも大切なのです。
