長屋 賃貸住宅用語集
長屋とは、戸建住宅を並べて一体化したようなタイプの賃貸住宅です。
玄関が独立していて、上階に他の家族がいないので、アパートよりも独立した生活が出来るという特徴があります。
木造の長屋が多いのですが、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の長屋もあります。
長屋の長所は、上階に他の家族がいないので、足音が響くなど上下階の家族との音によるトラブルがなくなります。
隣の家族の音は聞こえますが、仕切りの壁がしっかりしていることも多いので、アパートよりも漏れる音は気になりにくい傾向があります。
一戸建ての賃貸住宅よりも、家賃が安価な点も長所といえます。
住まいの快適さの点では一戸建てには及びませんが、家賃はかなり安価になります。
弱点は、隣戸への音漏れとアパートよりも高めの家賃など、中途半端な点といえるでしょう。
また最近では長屋タイプの賃貸物件は数が少なく、あっても古い物件が多くなります。
借りる部分が細長くなることが多いので、部屋の中が暗くなりがちで、風通しも良くない点も弱点といえるでしょう。
日光や風を上手く取り込めないので、室内の快適さの点でマイナスポイントとなってしまいます。
古い木造の物件では、雨漏りや隙間風が気になることもあります。
長屋の賃貸物件は建物の作りが雑なこともあるので、古くなると傷みが目立ちやすくなるのです。
隙間風が多いと不快ですし、冷暖房にかかる光熱費が高くなってしまいます。